晴暦3099年、樹の星ウララの春の空
晴暦3099年4月。
グリューロット姐さまが言った。
「蒼の婆さまに会ったら伝えておいて。今度ぶっとばす、と」、だれ?蒼の婆さま?
ルイボス姐さまは言った。
「イチゴ叔母さまに会ったら伝えておいて。はよ帰れ、と」、え?母さま?
妖精アーマルタは言った。
「<じ・えんど>が、また来るぞ。」、なに?じ・えんど?
・・・。
んんむ。
母さま以外が何のことか、わからなかった。
そういえば、何年帰ってこないんだ・・・あの母さまは。
・・・。
アタシは、ビアンとグリングリンと一緒に、焼きたて焼きプリンを食していた。
タオ大叔母さま謹製の焼きたて焼きプリン。
・・・。
わからないことが多いと、頭が追いつかないー。アタシは、スプーンでプリンをすくいながら言った。
「ウララはすぐ深く考える。深く深く考え過ぎる。」、グリグリが淡々と言った。
「ウララは~、考え込む癖が~、・・・、そして寝る~。」、ビアンがふわっと言ったような気がした。
だってさー、母さまはわかるよー、奔放すぎることはー。
でもね、でもね、あとの2つがよくわからないんよー。
アタシはスプーンを握って、テーブルに頭を伏していた。
お茶持ってきてくれたタオ大叔母さまが、なんとなく微笑んだように見えた。
・・・。
「ウララちゃんは<あの子達>に似ている部分あるかなー。考え込む部分はオーレそっくり。」
オーレ?だれそれ?
タオ大叔母さまは言った。
「んーーー。ウララちゃんは知らないことは、自分の目で耳で確かめなさい。」
「それは、きっと、良いこと悪いことを知る大切な道だから。」
「さ、プリン食べたら、いってらっしゃい。」
・・・。
今日は、晴暦3999年の春。
桜の花びらの舞う春。