晴暦3099年、タオさんと、ふっくら焼きプリン
晴暦3099年4月1日。

太楽の海花のウララです。

ここはスーリア国の西の国境のある町「サワ野」。

・・・。

路面電車の改札口から出たところ、

北側に巨大な塔が見えました。

白い塔です。

でも、塔ではありませんでした。

それは、世界遺産にも登録されている珍しい図書館「白の塔」。

名称は見た目そのもの単純です。

ここは、国境ということもあり、結構にぎわっています。かなりにぎわっています。

さて、

太楽堂のサワ野支店を目指しますか。

大通りに出て、目の前でした。

すごく目立つ場所にあります。

小雑貨店の海花支店に比べて、どっしりしています。

お客さんの出入りも激しいです。

・・・ん?

・・・なにやら、いい香りがします。

・・・これは、

・・・焼きプリン!

サワ野支店の隣に太楽の印の入った「焼きプリン」のお店です。

・・・。

グリューロット姐さま!焼きプリンです!

・・・。

「はいはい。タオさんの焼きプリンを頂きに行きましょう。」

「「「こんにちわーーー♪」」」、アタシとビアンとグリングリンは、のれんをくぐり、元気よく挨拶しました。

「・・・んあ・・・。」

「・・・?」

・・・。

「あ・・・!」

・・・?

・・・。

「思い出した!」

「あなたたちは・・・、東の・・・、う、うみ、はな・・・の・・・だったっけ?」、あまり覚えていないようです。

・・・そです。

「焼きプリン・・・食べる?」、ドン!っと名物「ふっくら焼きプリン」の登場です!

「でも・・・。」

「これから白の塔に行くの♪」

「あなたたちも、行く?」

よくわからないうちに、「白の塔」に行くことになりました。

焼きプリンはおいしく頂きました。

・・・。

花見タオ。この太楽堂サワ野支店分店の「タオさんのふっくら焼きプリン」店の店長さんです。

タオさんは、昔からお姿が変わっていません。そういえば、ウチのハオ婆ちゃんも姿が変わらない・・・。

気のせい?