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晴暦3099年、真珠の森のスプリガン
晴暦3099年4月1日。

ここはスーリア国の森林地帯「真珠の森」。

・・・。

組合長さんは、おもむろにスピーカーで、

<<ジャムル~♪ジャムル~♪調子に乗り過ぎると♪アリスが来るよ~♪>>

組合長さんがアタシたちには何を言っているのか良くわからなかった。

だが・・・そこに現れたのは・・・、

<<あれ?>>

組合長さんは、スピーカーをオンにしたまま、気の抜けた「あれ?」って言葉を発してしまった。

自治組合のメンバーが集まった。

「ねぇ、この森って・・・「遺跡」かそれに相当するものがありましたでしょうか?」

「いやいや、ありませんよ。でも、「あれ」は・・・。」

「「あれ」も「想定外」ですよね?」

「「あれ」って、「あれ」ですよね?」

「あれ」って・・・なんだろ?

・・・。

「「ズドーーーンッ!!ズドーーーンッ!!ズドーーーンッ!!」」

爆発音が鳴り響き、煙幕・信号弾や謎の怪光線が飛び交っている。

乱戦、混戦、大混乱の模様・・・。

うわぁあ・・・、おかしいなあ・・・日取り、大間違いだったかな・・・?

「そうね・・・、大間違いっぽいね。」、ロー太守がアタシたちにこっそりつぶやいた。

「あなたたち、この状況下だけど森の大通りの「第一亙通り」を突っ切れる?」

ふむう・・・、ロー先生が、そう仰られるなら・・・。

「さあ、急いで。」

・・・。

妖精王「ジャムル」と交戦していたのは何だろう?

雰囲気は・・・、本家の妖精「アーマルタ」に似た感じ・・・かな?

・・・とすれば、「あれ」は・・・、「スプリガン」?

「スプリガン」・・・、良くわからないけど、あれは、「厄介な妖精」。

「遺跡」がどうとかこうとか組合の人たちが言っていたけど、きっとそんな感じ。

とりあえず、この場を、

逃げるべし!!