晴暦3099年、毒々のズンズン
晴暦3099年4月1日。

ここはスーリア国の森林地帯「真珠の森」。

今日は、定例の害蟲駆除日「デバッグ・デー」。

次々と各駆除チームが森の中に入っていった。

ローラー作戦と言うの?

・・・。

「・・・ぬあーーーっ!!」

なに!?なになになにっ!?

「「ズドーーーンっ!!」」

森の中を爆音が響いた!

鳥たち、獣たちがざわめき立った!

重火器厳禁じゃなかったの!?

「やっちゃった。」

「やっちゃいましたね。」

叫び声が響いている!!

ちょ!?マジなの!?

「どう?エア・シュータの仕業?」

「・・・違います。・・・これは・・・「例のイレギュラー」かと。」

「ふむ。我々は2部隊に分かれ、救助・支援に向かいます。」、ロー先生は即時決断した。

「ズンズンさん、斥候お願いします。」

「了解。」

ズンズンさんは森の中では結構目立つ色の服装を、・・・あれ?

ズンズンさんの姿が森に溶け込んでいく!?

・・・。

「「キューーーーン・・・パンっ!!」」

ズンズンさんの信号弾だ!早いんじゃない!?

「赤5・青1!!相手は「妖精」か!!」

遠くにズンズンさんの「毒刀」の怪しい軌跡が光った!

結局、何事もないことなかった・・・。