晴暦3099年、闇を追うモズヤ
晴暦3099年4月1日。

ここはスーリア国のサワ野町。

そして、ここは国際図書館「白の塔」。

・・・。

・・・「奴ら」が侵入していた・・・この塔に・・・。

・・・大全太楽堂のフーカとアーサを呼び出した・・・。

・・・。

「奴ら」が侵入されたとされるのは地下50階付近・・・。

・・・!

泳いでる!!廊下を泳いでるっ!!

「ねぇ・・・、イド館長・・・あれって・・・蟲?妖精?」

・・・違う。

・・・「ディープ・ネーレイド」だっ!!

・・・逃げろ!!蟲たたきでは退治できないっ!!

三人は思わず叫んだ。

「助けて!助けて、○○○○・バスターズっ!!」

・・・。

・・・来るはず無かった。

逃げるっ!

逃げるっ!

逃げるっ!

「光だっ!!」

!?

ここは地下50階・・・。

「え~~~と・・・、」

「何かまたヤバイのだっ!!」

・・・。

「静かにしてくださる?」

「「「ぎゃーーーすっ!!!」」」

逃げる三人の眼前にぼんやりした光に包まれた人影?が現れた!!

「図書館は静かにするものです。」

「「「ぎゃーーーすっ!!!五つ尾の狐だあああっ!!!」」」

「だから静かにしてくださる!?」

・・・。

五つ尾の狐?っぽい人・・・「大町モズヤ」は言った。

あの服の紋章は・・・サント上条女学院・・・?

「そこにいましたか、ディープ・ネーレイド。帰りますよ。」

ディープ・ネーレイドは、後ずさりし始めた。しょぼんとしていた。