晴暦3099年、獣耳さん用眼鏡を語るフーカさん
晴暦3099年4月1日。
ここはスーリア国のサワ野町。
この町の外れに、国際図書館「白の塔」があったりする。
・・・。
というわけで、
「獣耳さん用の眼鏡」について語ろうと思います。
・・・。
普通の眼鏡は、耳に引っ掛ける「モダン」と呼ばれる箇所があります。
しかしながら、フレーム自体は「目線と同じ高さ」にあわせてあるものがほとんどです。
なので、獣耳さんには「モダン」を引っ掛けるにはちょっと不便であります。
そこで、「獣耳さん用の眼鏡」の「モダン」には一工夫されているものがあります。
ゴム紐でズレ落ちないようにするのも手段の一つですが、やはり長持ちさせたいものです。
フレームの耳への軸「テンプル」に板バネの応用を利かせ、
私たちの頭蓋骨の上あご部分のわずかな突起に挟み乗せる感じにします。
ですが、これだけではバネの力でわずかながらでも痛みが出る事があります。
そこに、「モダン」の位置に蝶番で繋げた「二段板バネモダン」を取りつけました。
これで、痛みも少なくなります。
・・・。
というのが、「獣耳さん用の眼鏡」の仕組みになります。
そして、・・・。
・・・、話が長くなるようでした。
大全太楽堂サワ野支店の太楽の鏡帝のフーカさんは、延々と眼鏡に着いて語っていました。
・・・。
眼鏡は大切に、ね♪