晴暦3007年、麗海のラフィン
晴暦3007年5月15日。

ここは南の極地の大陸「フォックニウス」の対岸。リアニン中央大陸の最南端。

北リアニン半球をコングロマリットカンパニー「大全太楽堂本舗」あり。

南リアニン半球をコングロマリットカンパニー「南洋ミラーズ」あり。

・・・。

対岸の氷で埋め尽くされた南の極地大陸「フォックニウス」は、赤く燃え上がっていた。

衛星軌道上にある妖精「サピヲ」による光粒子砲撃で、フォックニウスの黒きゴーレムの群が燃えていた。

それでも、黒きゴーレムの数はさほど減っていない。

・・・。

よくもまあ、溢れんばかりに湧いてくるものだ。

しかし、大分、見晴らしもよくなった。

世界樹の「フォックニウス」が、よく見える。

ははっ♪

世界樹「フォックニウス」と、古の悪魔「エッジ」が見える。

なんとまあ、焦りもしないで淡々と思考会話をしている。

まあ、予想はつくがな。

・・・。

南洋ミラーズ軍事部門「ランフーン」の陣頭指揮をしていた「ラフィン・ミラーズ」に、対岸から黒き群が押し寄せてきた。

・・・。

黒き群は、フォックニウスのガーディアンの黒きゴーレムの群。

「ランフーン」を物量差で、一網打尽にするつもりだったのであろう。

だが・・・。

黒き群は、「ラフィン」に接触する手前で、次々と爆砕して粉塵と化した。

・・・。

「ランフーン」は、これより「フォックニウス」に進撃をする。

「ランフーン」は、これより「フォックニウス」に進撃をする。

・・・。

「ラフィン」率いる「ランフーン」は、エアクラフト洋上機で進撃を開始した。

「魔族」の統治する南極大陸「フォックニウス」へ。

・・・。

「「彼の空」は、この麗海のラフィンに返してもらうぞ。」、ラフィンは、にやりとつぶやいた。