白龍帝、頭痛と共に
頭痛。

頭痛。

止まない、頭痛。

・・・。

止まない。

止まない。

加速する、頭痛。

・・・。

ねえ。

頭痛は嫌い?

私は、苦手。とても苦手。

・・・。

頭痛は苦しいもの。

でもね、

耐えることもできるもの。

・・・。

治れば、それはすばらしいこと。

でもね、

必ずしも、皆が治るとは限らない。

・・・。

それくらいでは、世界の一角が崩れない。

知識の書を護る龍は倒れない。

倒れてはいけない。

・・・。

苦しい。

苦しい。

苦しいけど、それは共に歩んでいくもの。

私は「白龍帝」。

白の塔図書館の龍王「白龍帝」の「イド」。

知識の書の護る龍。

・・・。

私は探す。

私は調べる。

きっと、「道」があるはずだから。