白銀のグランドスラム
ここは北の極地の大国「クリスタルズ」の湾。

クリスタルズは外界、諸外国とは隔絶さえている。鎖国である

・・・。

「全軍、首都「マッハマル」へ向け、前進せよ!!」

「ここはクリスタルズ!!即刻引き下がられよ!!さもなくば全力を持って排除する!!」

「できるのか?できるのか♪ファンデメルヴェーーーッ!!」

・・・。

「シー・ド大隊、各個障害を撃破し、」

「前進せよ。」

「前進せよ。」

・・・。

フラン卿配下の大隊は前進を始めた。

しかし、その歩みは突如止まった。

・・・。

「来た。」

積もった雪が大きく舞い上がり、爆風の如く、猛烈な風がぶつかった。

「白銀の、グランドスラム・・・。」

雪煙が薄らいできた中に、影が見えた。

「ファンデメルヴェは、アレを開放したのか。」

「アレに対処できるのは私だけだ。」、カローザは間髪置かず、格闘戦に突入した。