コラプス
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ>>
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ>>
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ、ルーーー>>
・・・。
<「欲」が深い>
<「欲」が深いと何が悪い>
<「欲」こそが、「全て」の原動力>
<見えうる形の「欲」>
<見えがたい形の「欲」>
<自覚しなくても「欲」は常に生まれている>
・・・。
<さあ、コラプスよ>
<我、バベルの「欲」は叶った>
<我は、「天」に達せリ>
<「足枷」を崩せ>
・・・。
地表から見えた「バベル」の足元から轟音を立て、崩れ始めた。
崩壊の悪魔、コラプス。バベルの自己崩壊プログラム。
コラプスにより下層部を破壊された「バベル」上層部は、「天」に同化していった。
「天」に同化、それは樹海雲「ふらくたる」との一体化を表していた。