強襲のブラックペッパー
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ>>
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ>>
<<ヤンヤディラ、ヤンヤディラ、ルーーー>>
・・・。
「来るか。」
カレイドは、その瞬間を身構えた。
・・・!
カレイドの頭上に向け、何かが振り下ろされた。
避ける事は容易かった。
何かが振り下ろされた先は陥没し、カレイドは何かごと一つ下の階層に落とされた。
・・・バキバキ・・・ズザザッ!!
下の階層も緑が生い茂っていた。
・・・。
植物以外生き物の気配は無い。
・・・!
「やあ、タングラム・パーツ♪」
ああ、タングラム・パーツ。
「待っていたよ、タングラム・パーツ♪」
よくもまあ、こんなところで待っていられるものだな、タングラム・パーツ。
・・・。
タングラム・・・。
タングラム・・・。
古のパズルの、タングラム・・・。
決められた組み合わせの無い、タングラム・・・。
見事に納まる、タングラム・・・。
・・・。
「さあ、少し足りないが、組み上げようか、タングラム・パーツ♪」
魔女「ブラックペッパー」は、「タングラム」という「世界のパズル」を組み上げるように委ねた。