強引の悪魔、フォーシブル
ここには、「壁」がある。

ここには、強固な「壁」がある。

そして、・・・。

ここには、相乗なる者がいる。

ここには、強引な「壁」がある。

それは、「壁」とともに外圧に対して執拗なほどの圧迫感を与えていた。

しかし、それは「完璧」なものでない事を「それら」は知っていた。

「バベル」の「壁」。

「バベル」を護っているのではない。

「バベル」を抑制していると。

・・・。

「壁に立ち向かうものよ。」

「全身全霊全力をもって、立ち向かえ。」

・・・。

「壁」は、「壁」としての機能を果たそうとしていた。