ゆるゆる~っと、金魚姫のトト様
ここは、西の国のイルタリアの海「ミコト」。
ここは暖かな、穏やかな海。
ここはとても豊かな海。
その海から、ゆるゆる~っとリアニン赤道に向けて流れる一行がいました。
それは、傍から見るとほんわかとし、
それは、傍から見ると怪しげでした。
ぷかぷか~っと、浮き輪を身に着けた睡魔たちと一人の人魚が緩やかに随行していたのでした。
それはそれは、優雅にゆるゆると。
「見えてきたにゃ。」
「バベルにゃ。」
「バベルにゃ。」
「バベルにゃ。」
あれが、ばべるですか~。
・・・。
私はトト。金魚姫のトト。
あれは~、美しくないですね~♪