ぱぷりか・ぱぷりか
天に突き刺さる「真白なる世界樹」のある場所。

ここは、美しき巨大な船「ウェブスィーパー」の操舵室。

「急に、取り舵ぃーーーーーーっ♪」、船体が左舷方向に大きく揺れた。

「と見せかけ、面舵ぃーーーーーーっ♪」、船体が右舷方向に大きく揺れた。

・・・。

「ぱぷりかーーーっ!!船体を安定させろーーーっ!!」、カレイドは怒号を上げた。

・・・。

「ぷぷぷ~~~っ♪」、箱舟の主の「ぱぷりか」は、それはもう楽しそうにいい加減に操舵していた。

船首上では、カレイドと黄昏の姫君は立っているバランスを崩して、ぱぷりかの思うがままになっていた。

「ぷははははは♪」、ぱぷりかは笑いが止まらなかった。

・・・。

「お前はどっちの味方なんだーーーっ!!」、カレイドは絶叫した。

「ほらほら、チャンスチャンス♪」

・・・!!

バランスを崩しながらもカレイドは、黄昏の姫君に力ない剣戟が入った。

・・・。

つるりん・・・。

黄昏の姫君は、船首から滑り落ちていった・・・。

「あれ・・・っ?」

・・・。

「ぷはははは♪あたしって最高っ♪」、操舵室でぱぷりかが笑い転げていた・・・。

・・・。

「・・・!?、・・・!!」、カレイドは何者かに背後を取られた。

「私も乗せていってください。」、そうその者は言った。

緑の髪の、緑の服装の、一人の少女が立っていた。