白狐のオーロラ
ここは北の極地の大国「クリスタルズ」。

ここは外界とは疎遠になっている。

ここは疎遠と言うか「鎖国状態」であった。

・・・。

「・・・ピガッ!!オーロラ、ストレンジャーが見えるか?」

前方2000mの位置にストレンジャーあり・・・。

・・・ん。

ここは吐く息が凍る場所。

その前方に「ストレンジャー」・・・「侵入者」がいた。

もぞもぞと動いている。

なにやら音が聞こえる・・・。

いや・・・「歌」だ。

この寒さの中、「歌」を歌って何をしている?

「・・・やれるか?」

動きを捕らえています。

こちらは雪原迷彩をしている。

見つかるはずが無い。だが、用心して殺気を殺している。



ストレンジャー・・・こちらを見ている?

なんだ?あれは?

「・・・オーロラ、こちらからも捕らえた!接近されているぞ!」

バカな!

・・・。

「・・・撃て!」

トンっ!

ストレンジャーの額部分に命中。

一撃だよ。

スコープから目を離した瞬間、「それ」は眼前にいた!

なんだ、「こいつ」は!!

・・・。

私は、白狐のオーロラ。湾岸防衛隊に所属している。

しかし、「こいつ」は・・・、

「こいつ」は・・・ナンセンスだ!!