虚無の弐
ここはとある場所。

「あれが、グレード・セブンなのですね。」

・・・?

「あれは・・・。」

・・・「虚無」です。

「虚無?」

・・・そう、「虚無」です。

「すでに悪魔「虚無」は消失したものだと。」

・・・「虚ろなる心」があるだけいるってこと。

「しかし厄介ですね。グレード・セブンを盾にしていると。」

・・・大丈夫。

・・・きっと、大丈夫。

剣聖ウェイブと大魔女ジャワワは、「虚無」を見上げた。

・・・あの門は・・・「満たされた心」。