ペンと剣
今、晴暦3007年5月。
ここは世界管理機構の元内閣調査管理室。
・・・。
私は、管理責任を問われた室長と共に即時解任され去った。
・・・。
それが、今、ここに居る。
元室長は、一企業主から依頼を受けた・・・。
今起こっている事件・事象の調査を・・・。
わかっていた・・・。
知っていた・・・。
動くときが来た。
私は各地に散った室員を招集した。
今いる「剣豪」に匹敵する「騎士」を復活させるため、
私は、「国際裁判所」に「一時的な騎士力・軍事力の回復」を嘆願した。
私の手には「封印証」で固められた「剣」しかない。
今いる「元騎士」は「ペン」を持つべき時期ではない、「ペンと剣」を手にするべきだと。
今世界で起こっている「異質なる事象」に対して。
私は、かつて「騎士」だった者、そして「騎士」に戻る者。