均衡の悪魔のバランサ
・・・。

「多勢に無勢・・・。」

・・・。

「一人に対して、その数は不均衡・・・。」

・・・。

「アリス・・・。」

・・・。

「攻めから引きに転ずるのも、また一向・・・。」

・・・。

「あなたが幾程に力を持っていても、相手の数も考えましょう・・・。」

・・・。

「ふぅ・・・、仕方が無い・・・。」

・・・。

「バランサがそういうのならば致し方が無い・・・。」

「モカ~♪とりあえずお暇するわ♪じゃあ、まったね~♪」

・・・。

均衡の悪魔のバランサと共に、アリスと天劇の王は、その場にいなかったように消えていった。