アリスの白い羽
・・・。

「雨っ♪土っ♪雲っ♪」

「鳥っ♪舞うっ♪空っ♪」

「かがぁ~やく♪ひかぁ~りが♪照ぇらし出す、花の、道~♪」

それは、昔々の只の歌。

それは、昔々、楽しそうにある娘たちが歌っていた只の歌。

・・・。

来たよ。

来たよ。

・・・。

「あいつら」は役に立ったのかしら。

ねえ、「あいつら」は役に立った?

・・・。

「アリス・・・。」

・・・。

さて、

ここに隠されている「あれ」、返して♪

・・・。

「あれ・・・か。」

・・・。

そう、「あれ」♪

邪魔する?

邪魔する?

ねえ、モカ。

アタシの邪魔する?

・・・。

邪魔をするのかと聞いているんだっ!!

・・・。

「ははは♪焦っているか?焦っているな♪」

「邪魔をしよう♪」

「盛大に邪魔をしよう♪」

モカは笑った。

・・・。

それでこそ、モカだ♪

アリスは笑った。