セーラ国境線とレモネード
今は晴暦3007年5月8日。

ここは、南方の国「アルテネ」との隣接国の「スーリア」の国境線「セーラ」。

・・・。

もめています。

国境の警備隊と、もめもめです。

・・・。

どうして、毎度、毎回、すんなり通さないのよ!

「困りますよ・・・。どうして、そんなに象の大群を引き連れているのです・・・。」

商売よ!

商売道具を運んでいるのよ!

「それなんですよ・・・。いくら、太楽さんでも検閲完了するのにどれだけ時間をとられるのやら・・・。」

なに!?

いかがわしい物でも運んでいると思っているの!?

「いかがわしいかどうかを検閲するのです・・・。わかってくださいよ・・・。」

早くしなさいよ!

・・・。

もめているのは、太楽の大華のレモネード。いつも、どこかの検閲所でもめている。

・・・。

大婆め!私にこんな役目をさせやがって!!

太楽の中でもモカ総裁に媚びへつらう事の無い希少人物でもあった。