ホー太守の龍王刀・極泣
今は晴暦3007年5月。

ここは、スーリア国にある森林地帯「真珠の森」。

「真珠の森」の広さは樹海に近きもの。

・・・。

真珠の森の危機に対して、強烈な閃光が発せられ続いた。

やはり「ヴォロー」!!

私は、巨大な「悪魔」の前方に回りこんで、ヴォローとすれ違った。

「ホー!」

攻撃を続けろ!!

私は、よくあるパターンの「眼」を狙う!

「接触するのは危険だ!」

わかっている、出来るのは「一撃」だけだ!

カラ副団長!

「太守!高純度オリハルコン弾の使用を!」

許可する!!

・・・。

天剣に匹敵する世界樹の琥珀から削りだした龍王刀・極泣。

その剣の先端に超極純度のオリハルコンが仕込まれている。

これは非常に確率の低い賭けに近い。

だが、今、我々にはこれしかない。

ヌフラント・キャンプの副団長「加茂川カラ」に狙撃許可を出した。

アイツの腕前なら「悪魔」の眼球を撃ち抜く事が出来るはず。

団員に特別手当ては出せるものかね・・・。

さて、やるかっ!!