幸せ運ぶ、妖怪猫饅頭
今は晴暦3007年5月7日。

ここは、中央神聖国家群「オウカナ」にあるコングロマリットカンパニー「大全太楽堂」本店の再建設敷地内にある事務所。

私はチサト。太楽の勇帝のチサト。

「果報は寝て待て。」

そう、モカばっちゃに言われて、いつの間にやら5年経ってましたれす。

・・・。

ラテやん!ラテやん!

「そろそろお昼れすよ。ご飯食べて出発れすよ。」

ラテやん、やっとのご登場れすか。って、パジャマじゃないれすか。

・・・。

ごちそうさまれした。

「ごっつあん。」

玄関に向かいました。

・・・。

「ぬあ~~♪」

およ?猫饅頭はん、お見送りしてくれるのれすか?

「撫でとけ撫でとけ。」

猫饅頭はんのおでこを撫で撫でしましたれす。

ふわふわのあったかさんれす。

「ぬあ~~♪」

では・・・。

出発れす!

「ぬあ~~♪」

幸せと元気が出たれす!

行ってきますれす。

猫饅頭はんは暖かい表情で見送ってくれたれす。