太楽の魔女のモカ
今は晴暦3007年5月7日。
ここは、某国某機関某会議室。
・・・。
空調完備した会議室であっても、敵対していた国家・組織が一同にそろうと、緊張の汗が流れるもの。
その中で・・・。
ケタケタと小声で魔女ジュリエッタと談義しているものがいた。
一同、不安な顔をした・・・。
「ん?皆様方、不安か?緊張か?いいね♪いいね♪その不安感♪その緊張感♪」
その者の目が真剣になった。
「不安、緊張。大事な要素だ。」
「相手はそこをつけこんで来る。それも普通じゃない者たちだ。」
「問題がある。」
ゴクり・・・。
「私がこの場にいることだ♪」
・・・!
また、そのものは皆を不安がらせることを言った。
・・・。
私は、モカ。太楽の笑龍のモカ。大全太楽堂の総裁だ。
コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」を営んでいた。
企業内容は、軍需、銀行、貿易、宿泊娯楽施設、古物商、傭兵など多岐に渡る。何でも屋だ。
そして、私は・・・魔女だ。恐るべき魔女だ。