剣豪シノの秘剣蝶幻の太刀
今は晴暦3007年5月7日。

ここは、某国某所の廃墟。

・・・。

私は駆け巡り、そして、

「追い詰めた!」

追い詰めた先には、悪魔の「睡魔」の集団が・・・。

「睡魔」たちは皆、怯えていた。

「ごめんなさいにゃ。」

「ごめんなさいにゃ。」

「ごめんなさいにゃ。」

「ごめんなさいにゃ。」

「本当に、ごめんなさいにゃ。」

・・・。

「睡魔」たちは泣きじゃくりながら謝っている。

「何をしても、失敗続きだにゃ・・・」

「ウチらも、追い詰められているにゃ・・・」

「助けてほしいにゃ。」

「助けてほしいにゃ。」

「助けてほしいにゃ。」

「睡魔」たち皆、ポロポロと涙を流していた・・・。

・・・。

「真の敵は誰です!」

「わ、わからないにゃ・・・」

「睡魔の特性上、誰かを眠らせるだけの能力しか持っていないにゃ・・・」

・・・。

・・・!!

「なんだ!」

「なんなのにゃ!あれは!?」

「わからないにゃ!あんなの知らないにゃ!」

「怖いにゃ!」

「怖いにゃ!」

「怖いにゃ!」

(「睡魔」を追ってきたはいいが、真打登場か!?)

・・・。

(♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪)

 (♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪)

「「虚ろなる心無し、闇すら敵わぬ無の井戸ありけり・・・」」

(♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪)

 (♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ルーーーーーー♪)

「く!プレッシャーが・・・きつい!!」

「構え!!秘剣蝶幻の太刀!!」

「睡魔」たちは、固唾を呑んだ・・・。

・・・。

私はタイタラ女学院五剣豪の一人「篠原 シノ」。今、剣聖に最も近き剣豪の一人。

「この悪しき者を!断つ!!」