ズキズキ頭痛の悪魔ヘッディーク
「頭痛。」
「頭が痛いことを現す言葉ね。」
「どういう風に痛い?」
「しくしくと痛い?」
「ジンジンと痛い?」
「ズキズキと痛い?」
「ガンガンと痛い?」
「もう何も考えられない?」
・・・。
「そう、それは気の所為じゃないの。」
「それは、それにいたる原因があるの。」
「その原因を誘発するのがこの私、悪魔なの。」
・・・。
「あなたはどのような痛みが欲しい?」
・・・。
そのとき、あらゆるところに痛みを送り続ける者がいた。
どこにでもいて、どこにもいない。
頭痛の悪魔、ヘッディーク。
「私を排除するのは困難よ♪だって、あなたのすぐそばにいるのだから。」