眠りの魔導士のリーオ
今は晴暦3007年5月5日。

ここは極東の国「スーリア民主主義国」です。

5年前、国境騎士団「黒の鱗」が自国の中央議事堂を占拠した事件がありました。

まあ、そのときの私は「ある目的」ために色々・・・そう色々やってました。

現在、そのスーリアは「悪魔」による危機に晒されております。

私は、その「悪魔」に関する情報を得るためにここに来ました。

・・・。

・・・。

・・・くぅ・・・。

・・・くぅ・・・。

・・・。

・・・。

「♪ずんずんずんずん♪眠るにゃ♪眠るにゃ♪」

「♪ずんずんずんずん♪眠るにゃ♪眠るにゃ♪」

「♪ずんずんずんずん♪眠るにゃ♪眠るにゃ♪」

「♪ずんずんずんずん♪眠るにゃ♪眠・・・?」

・・・。

「・・・目が開いているけど、眠っている様に見えるにゃ・・・」

「こ、これは我々の勝利かにゃ?」

「いや、きっとこれは罠だにゃ・・・」

「こ、この人怖いにゃ・・・」

「こっそり撤退するにゃ・・・」

・・・。

・・・ふが・・・?

・・・?

今、誰かいました?

・・・。

私は、魔導士のリーオ。

某国の某機関所属の某魔導士。

それはそれは、きっとすごいらしい魔導士と呼ばれているような、呼ばれていないような・・・。

寝ていたように見えた?滅相もない!

私は、しっかり目を覚まして・・・覚まして・・・。

・・・。

・・・。

・・・くぅ・・・。

・・・くぅ・・・。