千年カグヤ
今は晴暦3007年5月。
ある国のある場所のある日差し下。
ここには白き世界樹がある。
はじめまして。
いえ、お久しぶりでしょうか?
そう、そのころは、よく世界がわかりませんでした。
私は、学びに学び、少しでも世界を知ろうと思いました。
そして、
少しだけ世界がわかりました。
世界は鉄の鎖で縛り付けられているよりも、
世界は人の繋がりで通じ合えていたことだと。
しかし、あなたは、「カレイド王」と呼ばれるものは鉄の鎖を選びました。
私はそれを断つためにここに来ました。
・・・。
「と、いうことでしてよ♪愛しきものたちよ♪」
・・・。
あなたたちは強いです。
その「強さ」は、「弱きものの強さ」に気づいてください。
・・・。
カレイドスコープ、ヴァーティゴは起こるべきことが無い血流の速さに気がつかなかった。
私は、太楽の竹取の千年カグヤ。只の魔女の一人です。