王虎アルル
今は晴暦3007年5月5日。

ある晴れた空の下。

ここは青空オーリン市。

なんだ?このどんよりとした「不安感」?

・・・暗い。

晴れているのに暗い。

・・・?

誰かが「何か」と戦っている模様。

・・・。

ははは♪あれは、ケリーとプリス♪

私は入り組んだ町並みの壁を走りながら「何か」に近づいた。

「何か」が私に気がついたときには遅かった。

壁からするりと地を這うように「何か」の「目」をじっと合わせて、にやりと笑みを浮かべ、

「何か」の刀?を払い落とし、絡みつくように各部の関節を痛めさせ、背後に回りこんで、首を羽交い絞めにし、

「ぐぐっ!!ぼきっ!!」っと、えぐい音をさせた。

「何か」は白目をむき、その場でひざまづいて、意識を飛ばした。

その瞬間、この暗がりは消え去り、「何か」も消えた。

ふあん♪ふあん♪ふあ~~~んっ♪

なあ~に、やってんだか♪

ケリーとプリス、その他大勢はあっけに取られた。

・・・。

私は「アルル」。それ以上でも、それ以下でもない王虎の「アルル」。