不安の悪魔アニジネス
今は晴暦3007年5月5日。

ある晴れた空。

ぼんやり空を見ていた。

青空オーリンの太楽支店の屋根の上で。

アタシはケリー、太楽の羽帝だ。

・・・。

空が暗くなってきた・・・。

・・・寒気がしてきた・・・。

・・・!?

・・・!!

「ケリーちゃん。しごと・・・、ケリーちゃん!上っ!!」

アタシは身を翻し、店の屋根から滑り降りた!!

なんだ、この「不安感」!!

目を細める・・・。

・・・。

「あああああああああ・・・、よ、よけちゃダメだよ・・・」

「それ」は、たどたどしく言った。

・・・。

「みんなに平等に・・・不安を与えなきゃ・・・与えなきゃ・・・」