彩帝のマキア
今は晴暦3007年5月。

ある国のある場所のある日差し下。

・・・。

って、ここは「国」なのか?

あるものが一人、巨木の前に立っていました。

「巨木」・・・だと?

冗談じゃない!

これは、「世界樹」ではないのか!?

それも、「真白なる世界樹」では・・・。

・・・。

ここには、某婆の命令にて某方法にて辿り着いたのだが、なんと言えばいいのやら・・・。

・・・。

「あらあら、あなたはお客様?それとも侵入者?」

なんといえばいいのだろう・・・。

「迷い人」と思われる。

「そうでございましたか。それでしたらこちらへどうぞ♪」

・・・。

「そう、勘繰らないでくださいね♪私は只の「なんでもないもの」ですから♪」

・・・。

私は、某太楽の大婆の子飼いの者、太楽の彩帝のマキア。

太楽の元防衛部所属だが、防衛部無き今は只のパシリ・・・。

でも、ここは・・・。

パシリで来るとこじゃねぇぞ!!

「真白なる世界樹」の先に見えるのは「巨大な船」・・・?