適当に恐ろしい、ハオ
今は晴暦3007年5月3日。
ある晴れた空のどこか・・・ではなくて、スーリア国の東端の港町「サン海花」。
・・・。
・・・で、まず、私を標的に選んだのね。
「そうにゃ!」
「このNeruノートから、親切な人に選んでもらったにゃ!」
「どの人がいいですかにゃ?と。」
「そしたら、オマエに決定したにゃ!」
「覚悟するにゃ!」
じゃあ、さっさと済ませて。
まだ仕事があるんだから。
「では、行くにゃっ!!」
「「♪眠るにゃ♪眠るにゃ♪ずんずん眠るにゃ♪」」
「「♪眠るにゃ♪眠るにゃ♪ずんずん眠るにゃ♪」」
・・・。
・・・?
「「にゃんで眠らないにゃ!?」」
あらら~♪眠くならないわね♪
「理由を教えてくださいにゃ!」
「今後の参考にするにゃ!」
そうね・・・。
あんた達は、「悪魔」でしょ?
「「そうにゃ!!」」
でね、私は、「闇の眷属」なの。
「「え?」」
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
わかった?
「「し、失礼しましたにゃ・・・」」
睡魔たちは肩を落としながらどこかに去っていった。
私は太楽の海花のハオ。
バレリィ姉さんの妹であって、行方不明の妹オーレの姉。
今、ウチの支店には本店から十数名の従業員を住み込みにさせている状態。
さあ、今日はいい天気だ!いつも通り適当にがんばりますか!