輝き照らす光の空
今は晴暦3007年5月1日。

ある晴れた空の下。

道沿いの椅子に腰掛ける不思議な歌を口ずさむ者がいた。

「雨っ♪土っ♪雲っ♪」

「鳥っ♪舞うっ♪空っ♪」

「かがぁ~やく♪ひかぁ~りが♪照ぇらし出す、花の、道~♪」

それは、昔々の只の歌。

それは、昔々、楽しそうにある娘たちが歌っていた只の歌。

・・・。

来たか・・・。

待っていたよ。

さあ、行こうか。

三大魔女の一人よ。

・・・。

「気高き赤い耳」と呼ばれる者、剣聖「ウェイブ」は立ち上がった。