不思議不思議のタウタウさん
今は晴暦3007年4月29日。

スーリア国国境にある世界図書館「白の塔」に訪れる者がいた。

その図書館の館長はひどい頭痛に悩まされていた。

具合はどう?

「悪魔騒ぎの所為で、くらくらしている最中だよ・・・。」

まあ、図書館の周囲におまじないをしてきたから、少しは楽になるでしょう。

「頭痛薬・・・頭痛薬をおくれ・・・」

薬に頼ってばかりはだめよ。はい。

と言いつつ、頭痛薬を取り出して館長に手渡した。

「うう・・・運び屋のあいつが来ないから・・・どうしたらいいものやら・・・」

それは言わないや・く・そ・く♪

・・・。

外観は幼い少女に見えるその者は、呪術師「タウタウ」。

内緒にしているが、タウタウは「龍王」の一人でもあった。