竜宮楼太守の姉姫ノゾム
今は晴暦3002年8月31日。

オーレです。

「ハロー、行くよっ!!」

と、いきこんだものの、巨大な迷路になっていて・・・迷った。

・・・。

「ごめんなさいね。」

「ようこそ、ふらくたる塔へ。」

「さあ、巻き添えになる前に中へ。」

突如現れたその人に導かれるまま、壁に向かって歩き出した・・・壁!?





・・・。

あれ?

「ここの敷地の壁は、「招かざる者」を迷わせるためのもの。」

「私は、あなたたちを招きます。」

・・・。

「本当にごめんなさい。」

「妹「ココロ」のおかしなお茶会に迷い込ませてしまって。」

「あの子たちは昔は仲が良かったの。」

「それは、まあ、いろいろあってね。」

・・・。

「ここは「ふらくたる」と周りから呼ばれる塔。」

「「ふらくたる」自体はどこにでもあるの。」

「そうね・・・、アリスはここの「演算炉」を手中に収めて「扉」を開けようとしたのかもしれない。」

・・・。

「いきなりややこしい話はむずかしいよね。ごめんなさいね。」

・・・。

「さあ、この塔の中心は通れない仕組みになっているの。」

「面倒だけど、塔の外周を登ってね。」

「そして、乙姫の解放と、塔先端部の「導きの灯台」を壊して。」

「あなたたちの使命は、灯台を壊して、「扉を開けさせない」、そのひとつよ。」

「世界を左右させるのは、あなたたちの運命次第。」

・・・。

あなたは・・・。

・・・。

「私はここの太守の姉、さあ、早く。」