ってか、返せよっ!
アリィーだ。

「おい!アリスっ!」

「天劇の王を何乗っ取っているんだよっ!!」

「おい!シカトかっ!うらぁ!!」

先ほどまでいた「天劇の王」という怪物は姿を変えていた。

それはまるで、「アリス」の姿をしていた。

「アタシはアタシの目的があるんだよっ!!」

・・・。

「てめぇは自分の得物を使えって!!」

「ってか、返せよっ!」

・・・。

アリィーは怖気づく素振りなんか全くなく吠えまくっていた。

というか、とてつもなく巨大な化け物のアリスの顔を蹴りまくっていた。