粉雪の龍王
「アリスがいっぱい・・・。」

「どのアリスも本物・・・。」

「でも、アリスは届かない・・・。」

「私たち、「龍」の域には・・・。」

「でも、アリスは望んだ・・・。」

「それぞれのアリスは望んだ・・・。」

「・・・ねぇ・・・。」

「天の龍王の皇、あなたはどうするの・・・?」

「あなたの護る「エンジェル・コースト」に「闇の眷属」が近づいている・・・。」

「「影」は刻々と近づいている・・・。」

「「日食」・・・。」

「月と太陽の「輪」ができる・・・。」

「「月の吐息」がこちらを向いている・・・。」

「・・・ねぇ・・・。」

「星を眺める者、あなたはどうするの・・・?」

・・・。

私は粉雪、「パウダースノー」。

「消滅」と「更新」を司る龍王。