「分身」じゃない!「多重身」だっ!!
モカは、鷲掴みしたワルキューレを問いただすこともなくひたすら攻撃を加えていた!
シェルター級の壁は砕け、粉塵が舞い、視界がほとんどなかった。
「姉さんっ!!」
その声にモカが振り返った瞬間、拳一つの差で一歩下がった。
今鷲掴みにしているワルキューレ?
同型?違う!
「分身」じゃない!「多重身」だっ!!
ダメージが入らないわけだ。分散してやがる。
「警戒!侵入したワルキューレは多重身を使っている!絶対に相手にするな!」コナは館内放送を流した。
ユナ!お前の「心眼」で何体いるか確認しろ!
「三体です!」
三姉妹殲滅が目的か!
で、なんでワシに向かって三体全員の気配があるんだよ!
「姉さん、がんばって♪」
気軽に言うな!