ドリームス
ある晴れた空の下。
不思議な歌を歌う者がいた。
「雨っ♪土っ♪雲っ♪」
「鳥っ♪舞うっ♪空っ♪」
「かがぁ~やく♪ひかぁ~りが♪照ぇらし出す、花の、道~♪」
それは、昔々の只の歌。
それは、昔々、楽しそうにある娘たちが歌っていた只の歌。
遥か彼方に薄っすらと見える世界樹の影。
影は影でも、光のいたずらで一筋の虹色の道を作り出していた。