ワルキューレ
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」の第一会議室。

暗い。暗い。

「皆さん、こんにちわ。司会進行させていただきます大全太楽堂書記官の太楽ヴァロアです。」

パッとプロジェクターに映ったもの、それは「世界王カレイド」のアップ。

どよめく会議場。

「今回の作戦は、中央神聖国家群オウカナを制圧します。」

「攻撃目標は世界王カレイド。」

更にどよめく会議場。

「そのために次の攻撃対象を排除しなければいけません。」

プロジェクターが切り替わった。

「カレイド王の側近のワルキューレです。正真正銘のワルキューレです。まがい物のワルキューレ・スタイルではありません。」

太楽王モカがマイクを握った。

「ええああ、先日の魔女襲撃事件にてカレイドは魔女狩りを宣言した。そう、ワタシ含める我々の従業員の魔女をもだ。」

「ワルキューレに関しては魔女と連携し排除する。今回召集した騎士、魔導士達にはワルキューレ・スタイルを任せる。」

「これは太楽だけでなく世界各国の政府、企業等との連携で行われる。」

「難しいが開城を成功させたい。それでは体調管理、よろしく。」

更に更にどよめく会議場。