世界樹の芽、ピョコンっ♪
この世のどこかにある「世界の中心」。

地平線までただただ広がる高原のどこかにある小さな小さな扉「永久組曲」。

その扉を守るのが、見た目が少女のような第8代目龍王「エイト」。

そして、その何もない高原に世界樹の種をまく妖精「オモチ」。

種をまき、水をかけてやると、

「ピョコンっ♪」

と、一言何かが言いました。

芽が出てきました。ちょっと早い気がしますが。水をかけて2、3分しか経ってません。

「芽が出たの~♪芽が出たの~♪どんな花が咲くんじゃ?」

ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ・・・

何かが地の底を這いずっている音がしましたが気にしません。

「これは花じゃないのかえ?・・・?あれ?」

地面が揺れ始めました。オモチは遥か先に逃げて様子を見ています。