全敗じゃ・・・完敗じゃ・・・
この世のどこかにある「世界の中心」。

地平線までただただ広がる高原のどこかにある小さな小さな扉「永久組曲」。

その扉を守るのが、見た目が少女のような第8代目龍王「エイト」。

が、うずくまってなにやら様子がおかしいようです。

「おかしいのう・・・変じゃのう・・・」

「あたしゃ、硬龍やけど・・・全敗じゃ・・・完敗じゃ・・・」

「おかしいのう・・・変じゃのう・・・」

「一勝ぐらい出来てもいいんやけど・・・」

「・・・あっ、どうぞ先にお進みください・・・」

「え?目的地はここ?ここが彼の地?で、何をするのじゃ?」

「世界樹の種をまく?どうぞどうぞ。」

とある妖精は背負った大きなリュックから種というか木の実みたいなものを取り出しました。

「ここは暇じゃから、観光地になればいいのう♪」