龍を護るサクラ
久しぶりだな、フラン。

「ええ、本当にお久しぶり・・・」

何百年ぶりだ?

「さぁ、遠い昔なのですっかり忘れておりましたわ・・・」

龍に手を出そうとしたな。

「龍話師も似たものじゃない?」

下劣な奴め。

「あなたも十分下劣ですわ。」

歯を食いしばれ。

「!」

・・・

幻燈サクラは、すぅっと握りこぶしをフランの鼻先に軽く当てた。

フラン・シー・ドは、鼻血をドバッと出し、そのまま意識をなくした・・・。