ワルキューレ・スタイル
そう、あれはよく晴れた日のことでした。

見上げた空に小さな影が。

鳥かな?飛行機かな?人?

人が空を飛んでいる?

なんてことは魔法使いがいるこの世の中、日常茶飯事。

問題はそのあと・・・。

影がはるか北に飛んでいって見えなくなったとき、

行ったことのない地平線に閃光が走ったこと。

私以外にも大勢の人がその閃光を眺めているしかなかった。