地龍王
アタシ達は猫紳士に連れられ、自然に出来た迷路の中をズンズン進んだ・・・
進んでいくうちに、不安になるほどの恐怖感が・・・
ぱぁっと光の差し込む朽ちかけた石造りの間に出た。
むさ~いおっさん達や威厳のありそうな武装しているおっさん、迷彩のような鎧を着た騎士風の女性などなど・・・
石の座にエルフのような少年が座っていた。
ユーフォと比べるとちょっとだけ年下に見えた。
この少年の耳横には「龍王の角」が浮いていた。
幼き地龍王の「ジーン」、その人であった。