龍話師 -Dragon's interpreter-
バレリィです。

ガーディアンの粒子加速機関が稼動し身構えたその瞬間、私たちの横を人影が通り過ぎた。

幻燈 サクラ?

幻燈 サクラ!!

何で!?何であなたがここにいるんだ!!

「いろいろあってな・・・おまえを迎えに来た。」

ガーディアンの隙間から光が漏れ始めた!!

サクラは躊躇せず、斬りかかった。いや、すでに斬り終えてた。

「みんな、伏せて!!」

修復中の最中の我が店はガーディアンの爆風で吹き飛び、商店街の道はえぐれ、砂煙に皆混乱していた。
口の中は砂でじゃりじゃりしていた。

「バレリィ、行くぞ、その少年も一緒に、ハローとオーレの元へ」

何が?何があったの!?

サクラがここにいること自体が尋常でないことは分かってた。